日々の備忘録

日々の出来事や考え事をまとめるためにつらつらと書いています

偽電気ブラン

つい先日の事です。

バイトの後輩と立ち食い寿司とBARに行こうと梅田で待ち合わせをして出向いたのです。立ち食い寿司には少々迷ってしまいましたが、無事に着き、美味しいお酒と美味しい牡蠣とそれまた美味しいお寿司を食べることができました。本当に美味しかった。同じ系列のお店が難波にもあるのですがそこは好きな人と行ったことがあり、そこのお店も大変美味しかった。後輩がプリクラを撮りたいと言うので渋々撮りに行ったが、案の定女の子が多い。当方、プリクラを撮るなんて3年も前の事だし正直あまり好きではない。が、可愛い後輩の為だ。腹を括るしかあるまい。

設定とかバックの背景とかもろもろは全て後輩に決めてもらった。何もわからない。女子高校生らしい高校生活を送ってこなかったから何もわからん。

無事撮り終え、いくつかの写真を貰った。私はプリクラ映えしない顔だなぁとつくづく思う。そのあとはお腹を減らすためにダラダラ歩いていて、道中でたこ焼き屋さんを見つけたこ焼き6個とビールを頼んだ。ビールは少し大きいものを頼んだので小さいカップを貰い、後輩と分けて飲んだ。初めてビールを飲むらしく、最初は苦々しい顔をしていたが直ぐになれて美味しいと言っていて嬉しかったがお腹がいっぱいになると言うので残りは私が頂いた。美味である。

 

そうして歩いていくと、また違う後輩から連絡が来て、「俺も暇なんでいきたいです」などと連絡が来たので阪急梅田で待ち合わせをすることにした。

待ち時間の間、わたしが後輩の写真ばかり撮っていたら少し怒られた。可愛いし面白いからしかたない。そうして茶番をこなした後後輩がやって来て、私達一行はかの有名な森見登美彦夜は短し歩けよ乙女」の作中に出てくる「bar moon walk」に出向くことになった。全品200円からと、財布のヒモが硬い私たちにも優しいBARである。

私はずっとあの偽電気ブランを飲むことを楽しみにしていた。黒髪の乙女と李白とが飲み比べをしていた時に飲んでいたあの偽電気ブラン。どのような味をするんだろうといつも空想に耽っていた。あの偽電気ブラン

ようやっと飲めるのである。 

このバーの凄いところは全ての注文がネットからというのが凄い。QRコードを読み取ってそのリンクから注文するのだ。画期的である。凄い。

他の後輩2人の注文が決まったので先に注文がし最後に私の偽電気ブランを注文する。

少し混んでいたので多少時間がかかったが店員さんがこちらのテーブルに来てドリンクを置いてくれる。

私の目の前に置かれる偽電気ブラン。うすい綺麗な透き通った黄色でキラキラしている。楽しみでしかない。後輩2人はそれぞれカシスオレンジとトリスのロックを飲んでいる。

乾杯をし、偽電気ブランを胃の中にいれる。なんて美味しい。鼻の中から抜けるいい匂いがなんとも言えない。偽電気ブランが通ったところがぽかぽかしてきて潤っている。幸せだ。

会話の最中、遅れて来た後輩がお腹が空いたと言うのでポテトをつまんだ。これもまた美味しい。偽電気ブランは直ぐに空けてしまったので次に飲む酒を私は決めていた。私はそのあとテキーラサンライズ電気ブランマティーニ、様々なカクテルに舌づつみをうっていた。そうしていたら、また後輩がやってくるという。今日は楽しい日だ。仲のいいヤツらにこんなに会えるなんて。

遅れてきた後輩は道に迷っていたらしく電話を変わった。カメラをつけていたので方向を言うと、すぐにやって来て私の横に座った。今日の私は幸せである。目の前に顔立ちのいい後輩とその横にもそれはまた顔立ちのいい後輩、左斜めには可愛い可愛い後輩である。

幸せだ。最近余りいいことがなかったからなのかこういうところで幸せを拾える。

こうして4人揃い、それはまぁ飲んで話し、IQテストやら数学クイズやら経済の話しやらに盛り上がりタバコをぷかぷか吸って、さぞ楽しかった。

そろそろお開きにして出ようと言う時に、後輩がウイスキーロックを一気飲みをしようと言うのだ。もちろんした。こういう時に酒が強くてよかったと心底思える。

 

店を出て、私たちは近くのドンキに行き後輩の買い物に付き合い、他の3人は学校やら仕事やらで早々に帰るという、なんて寂しいのか。まぁ仕方ないと思い、3人とも駅まで見送り私も電車に揺られて帰った。同じ車両に久しぶりに会う友人と会い、最寄り駅まで世間話をして帰った。

行儀が悪いのは知っているが、自転車に乗りながら煙草をすい、夜の冷たい風を感じながら自宅につき、ベットに倒れ込んでやすみ。風呂に入った。

翌日も仕事だと言うのに、大変はっちゃけて楽しかった。

悩みは消えないがたまにはこういうことをしてもよかろう。

ではまた